タイトル | 評価 | 一言メモ |
どんどん橋、落ちた | うなぎ | 模範的新本格短編集 |
フリークス | うな | 微妙なホラーミステリー |
眼球綺譚 | う | ダメなホラー |
ミステリー。新本格派。短編集 良作。 久しぶりに綾辻行人の小説を読んだが、うまいな、と思った。 赤川次郎的というか、ベストセラー的なうまさを感じた。 かぎりなく無味無臭に近く、無駄な文章や作者の陶酔が感じられないため、読みやすい。 状況説明や構成が巧いのも評価できる。 気軽にふと本を読むときに、こういう作家は重宝するんだろうな。 オチも読めず、しかし説得力はある(パズル小説なりの、だが) 売れるのがわかる。 が、やっぱり好きにはなれないな。こちらを陶酔させるものがない。
推理というかホラーというか、まあその半々というか。中篇三つ。 ★『夢魔の手』 まあ、まあ、まあ、なんというか、普通にまあまあまあ。まあ、そんな感じ。 ★『409号室の患者』 十年位前に読んだから飛ばした。 内容はうろ覚えだが、そんないい作品じゃなかった気がするし。 ★『フリークス』 これは、まあ、いい方なんじゃない? 多分。 綾辻行人の中途半端な文章力でなければもっといい作品になっていたかもな。 まあ、乱歩チックな怪物小説で、悪くはなかったよ。
なんかホラー短編が七個くらいはいっていた予感。 なんとも微妙な作品群たちでした。 ていうか普通につまんなかった。 |