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東野圭吾

タイトル評価一言メモ
パラレルワールドラブストーリーうなぎやたらとうまい傑作
うな
うな





  パラレルワールドラブストーリー  うなぎ

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社





長編ミステリーのラブストーリー添え、みたいな。
初恋の人と結ばれる世界と、初恋の人が親友の恋人になった世界、交互を描いている。 果たしてこれはパラレルワールドなのか……

うまい。
導入から設定からなにからなにまでうまい。
そしてどうでもいい。

いや、面白かったんですよ?
記憶改編の科学的な説明もうまいし、展開もうまいし、ことに中盤のだれがないのもうまい。
凡庸ではあるが、主要人物たちの葛藤もわかる。うまい。

が、結局はその凡庸さが好きになれない。
オチが理に叶ってはいるが、いまいち浪漫を感じてなのもまた。
もともと、おれは記憶喪失物に弱いというか、わりと安易に興味をひかれるのだが、九割方は「なんだこの程度か」と思うのよねえ。これもそれでしたる。

でもまあ普通に考えれば、ミステリーとしても恋愛小説としても名作。
東野圭吾の代表作の一つとして違いない。






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