タイトル | 評価 | 一言メモ |
よろずお直し業 | うな∈(゚◎゚)∋ | イイハナシダナー( ;∀;) |
連作短編集。SFっつうかファンタジーっつうかメルヘンっつうか、そんなの。 かつて一度死んで以来、あらゆる物の命のねじを巻き戻す能力を手に入れたサバロは、よろず直し屋として世界を放浪していた。 すでに死んでいるはずの心臓のねじを毎日回し、生前の記憶を失ったままの放浪の果てに、はたしてサバロが出会うものとは―― いい話だなー、という感じでした。 読みやすいストレートな文体に、ひねりのない人情話が設定とよく合っている。だらだら続きそうなところを、ラストでピシッとしめたのも好印象。ぐだぐだと設定を語らないのもいい。 特筆するようなところはないが、万人に薦められるいいお話だった。 でも売れねえな、これ。どんだけ売れなさそうなんだよ (07/7/19) |