タイトル | 評価 | 一言メモ |
へらへらぼっちゃん | うな | エッセイ。なんか好感持てて逆にむかつく |
実録・外道の条件 | うな∈(゚◎゚)∋ | 要するに変な兄ちゃん |
きれぎれ | うな | ヤクを一発決めてるんだろうか? |
★ | うな | ★ |
エッセイ。 読みやすい。 面白い。 意味がわからない。 なんか好感が持てる。 なんかむかつく。 とてもむかつく。 早く死んでしまえばいいのに。 (06/9/14)
短編集 フィクションなのかノンフィクションなのか知らんが、パンク歌手でもあるところの作者が、マスコミ業界で出会った外道たちのことを書き綴った作品。 なんだろうこれ、面白い。のはいいんだけど、なんか悔しい。 つうのも、これ、面白さがあくまでも語り手である作者のでたらめなキャラが良すぎるのであって、なんかこう、ずるい。でも面白い。悔しい。 ★『ファッションの引導鐘』 写真撮影すると言われて出向いたらふざけた場所でいいかげんなスタッフたちに囲まれ結局はした金しかもらえなかった ★『ロックの泥水』 いいかげんな事務所に理不尽な専属契約をさせられそうになり、さんざん振り回されただけ。 ★『地獄のボランティア』 ボランティアの名のもとにただ働きを強制させられそうになった挙句逆ギレされた ★『紐育外道の小島』 現実の見えていないおばはん編集者にいきあたりばったりでニューヨークを連れまわされた いずれも面白いのだが、特に「ロックの泥水」が圧巻 出てくる業界人がどれもこれもろくでもない。 実績が何も無いくせにコネだけを主張する社長。 音楽タレントをマネージメントしたいというだけの思いつきで行き当たりばったりのいいかげんなことをいい、実際はなにもできない木原。 土下座すればなんとかなると信奉し、あらゆる人間に無意味な土下座を強要する様田。 いずれも人迷惑を省みない逸材であり、彼らに怒りながらもなぜか振り回される作者の姿は実に滑稽で、怒っているんだが楽しんでいるんだかわからん。 あ〜ギョーカイって浮ついただめな商売だなあ、としみじみ実感できる。 しかしまあ、なんにしろ作者の書き口がいちいち破天荒で好感を持てる感じなのが憎い。 表紙の顔写真が二枚目なのも憎い。 えらくカッコよく撮れてると思ったら撮影がアラーキーで、そこもなんか憎い。 チクショウ、チクショウ! そんな感じでした (07/3/10)
なんか芥川賞受賞とか書いてあったから、たぶん文学 あらすじ ニートでひねくれ者な主人公はランパブに通いつつ、せっかく来た縁談を自らぶち壊してへらへらしてたら、なんか子供時代からの知り合いが絵で有名になっているとかで「あの下手糞が?」とか思いつつ個展にいったら、ダメなんだけどなんか良くて釈然としないまま悔しくて、しかもそいつの新妻が自分がぶち壊した縁談の相手で、なんかそいつの嫁になってみるとすごい美人に見えて、やけになってランパブ嬢と結婚したんだけど、結婚した瞬間にぶくぶく太り始めるし家事は出来ないし部屋は荒廃するしなんか母親は死ぬし葬式では居所がないし金もないし、そうだ絵を描きさえすればおれはあんなやつよりよっぽど立派な人間になってすべてがうまくいくんだだから絵の具代を借りに行こうとあちこちに行ったんだけど、、結局いやなあんちくしょうに借りるしかなくて、しかも「貸すんじゃなくてやる」とかいわれて、さらに食べきれないからとかいってでかいハムも持たされて、なんだかもう自尊心が随分とアレになってなんかやけくそな感じで幻想とか見え初めて、気がついたら半裸でトラックの荷台に忍び込んでて殴られたりしたけど、結局何にもなかったよ、みたいな話。 うん、ごめん、意味がよくわからない。 ストーリー自体は単純だし、そのー、なんか変てこな人間の追い詰められた自尊心が暴走してアレがそれする話のような気もするんですが、いや、文章は面白いし、変なところですごいリアリティーあるし、作者の非凡なセンスをびんびんに感じますが、ごめん、マジで意味がわからない。ついていけない。なに書いてあんの?これだから文学って困るのよ、本当に。 (07/6/27)
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