タイトル | 評価 | 一言メモ |
お葬式 | う | 普通すぎて面白くないホラー短編集 |
ホラー短編集 ★『お葬式』 死んだ人の身体を遺族が親戚一同で食べる一族の話しだが…… これって、ほとんど同じ話が筒井康隆にもあったよな? これで受賞させていいのか? 軽妙な文章は悪くないが、ただそれだけという感じがする。笑える段階に至らなかった。 肝心な人肉のうまさとか料理の仕方とかがほとんど描写されていず、筒井康隆より二段くらい落ちる。いくら相手が御大とはいえ、同テーマ同内容で明確に落ちてしまうのはちょっと…… あっけらかんとした文章はいいが、もっと具体的に書くことによってもっと不気味で、しかも明るい話になったろうに。 ★『ホテルエクセレントの怪談』 ★『萩の寺』 凡作、というか駄作の部類。 読みやすいのはいいが、内容が無さすぎる。 軽めの文章でもいいが、それでもどこかぞっとするところがないと、ホラーとしては辛いのでは? 人の死や恨み呪いを笑い飛ばすほどのテンションでもないし。 ★『十二月のゾンビ』 ★『心地よくざわめくところ』 まあまあ良かった。 ストーリーは無いが、異常状況とそれに反したあっけらかんとした文章が効果的になっていた。怖がらせようという気がまったくないところが、逆にホラー的な面白みになっているかもしらん。 > うーん、様子見でもう一冊くらいは読んでみてもいいが……読んでみたいほどではないなあ。ま、気まぐれで。 |