タイトル | 評価 | 一言メモ |
<柊の僧兵> 記 | う | いい話ではあるが納得いかない |
I am | うな | 中篇。わといい話 |
あらすじ 数百年を生きる柊の僧兵に導かれ、穏やかな暮らしを続ける世界。 主人公ミルンは、その世界の中で特別な白い子供として生まれた。 白い子供は明晰な頭脳と引き換えに他のものより力が弱く、感覚も鈍い。 ミルンはそのことに劣等感を抱いて生きてきた。 そんなある日、ネフトリアと名乗る謎の大男たちが村を襲撃する。 父母を殺されたミルンは、幼馴染のアジャーナとともに逃げ、柊の僧兵のもとを訪れる。 そしてミルンはこの世界がネフトリアの殖民星であることを知るのだった。 微妙。 作者は多分女性なんだと思うが、その筆の細さがアクションシーンなどに現れてしまって、いまいち疾走感や迫力に欠けるからか? 女性ならではの繊細さは少年の成長物語の部分ではうまく機能しているのではあるが、しかしその辺はありきたりと云えばそれで終わってしまうようなもので、とにかく目新しさがない。 また、自分の居所がないと感じていた少年が、ほかの人間より優れた知能をもって自分の場所を見つけるのは良いんだが、同時に身体も鍛えて強くなっているので、それ単にヒーローになっちゃってるだけで、適材適所ってわけじゃないじゃん、と思うと、なんかこう、ご都合主義で萎える。 新しい時代の適応するため、力で劣る代りに頭脳で勝るように生まれたんだから、そこは守って欲しかった。 ラストも、結局巨大な敵のほんの一部隊を倒しただけでちっとも解決してない気がするし、それですべてうまくいったみたいな感じになっているのが、いまいち納得できない。 (07/5/9)
SF。中篇。 看護ロボットとして働く「わたし」が自我を得ていく話。 普通にいい話だった。 あまりにも普通にいい話なのでコメントに困った。 敢えて言うなら、中篇という長さをもてあましていた。 (07/7/11) |