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飛 浩隆

タイトル評価一言メモ
象られた力うな本格でハードなSF短編集
グラン・ヴァカンス 廃園の天使1うなハードすぎてついていけねえ





  象られた力  うな

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
飛 浩隆
早川書房




SF短編集


★『デュオ』
優秀なピアノ調律士である主人公は、恩師に紹介され、ある天才ピアニストに引き合わされる。かれらはシャム双生児であり、それゆえに無類の天性を獲得していた。
しかし、彼らの才能はそれだけではないことに、次第に気づいていき…

的確な力量が感じられる、超能力物の新しい作品だ。
音楽の世界への造詣も深く、簡潔な説明と、執拗な情念が物語に陰影を与えている良作。


★『呪界のほとり』
主人公は特殊な力場が働く呪界から、竜とともに落ちてきて、遭難する。そこを老人に助けられ…

呪界、というおもしろげな設定がいきなり出ていきなり終わっている。解説によると連作の予定だったそうだが、それをちゃんと見てみたかった。もったいない。


★『夜と泥の』
とある惑星にあらわれる怪奇現象、それは、年に一度繰り返される、一人の少女の一夜の再生と死であった。果たして、それが意味するものは…

えーと、意味わっかんない。ハードSFってかんじ?ほんとにわからない。


★『象られた力』
謎の消滅を遂げた惑星〔百合洋〕
残された百合洋の文明から、消滅の謎を解明するように依頼されたイコノグラファー・クドウは、百合洋文明が残した唯一のブックを調査するのだが、そこには恐ろしい秘密が隠されていた…

ごめん。ほんっっっっっとーーーーーに意味わかんない。
なんか、SF界では高く評価されていて、寡作な上に十年潜伏していたこの作者は、この作品のために幻の作家と呼ばれていたそうだが、もう、ほんとうにわからないから、評価の仕様がない。
大原まり子とかもおれには全然わからないし、野阿梓にも頻繁についていけないし、神林ですらなにいってるかわからない作品が多い、こんなおれには、きっとSFは向いてないってことなんでしょうね……死ねばいいのに

(07/9/3)







  グラン・ヴァカンス 廃園の天使1  うな

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
飛 浩隆
早川書房





長編SF。三部作の一作目。

ネットの片隅に存在する仮想空間<夏の区界>
ゲストに快楽を与えるためにつくられたこの世界は、千年も前に放棄され、だれも訪れることのない世界となっていた。AI達は与えられた役割を果たしつづけ、千年の平穏な時を繰り返しつづけている。
その<夏の区界>に、突如として訪れた破滅――区界を食べ尽くす巨大な蜘蛛の登場。
AI達は力を合わせ、蜘蛛を撃退しようとするのだが……

ごっめーん。もうわけわからん。
これ、なんかやたらとSFマニアに評価されてるみたいだけどさー、もうぜんぜんわからん。なんかこう、ぜんぜんわからん。
簡単に言えば、善良な脇役達が力を合わせて戦っていく様を描いた群像劇で、ある意味ジブリアニメ的な雰囲気すらあるのだが、ストーリーはその人々がひたすら陰惨に殺されていくだけ。
その描写も陰鬱というよりは難解でついていけないし、なんかこう、いいところもたくさんあるのに、詰め込みすぎて俺にはついていけないでちゅう。

主人公がパッとしないというか、だれが主人公かなかなかわからなかったのがいかんのかもしれんのう。どこを中心に物語を読み解いていいのか、おれにはわからなかった。
あと、この人のエロとグロはいまいちおれの心に届かない。嫌いだとか気持ち悪いとかじゃなくて、なんとも思わない。

なんか読み終わるのに異常な時間がかかってしまった。
文章がどうも好きになれないうえに、気に入ったキャラがいなくて、じゃあ適当に流し読みしようかと思ったが、設定が難解だから流し読みだとまったく意味わからないし、とにかくおれの手にはあまる作品でしたよ。

ストーリー自体は「俺達の戦いはこれからだ」ENDというか、主人公が真の敵を知って旅立つところで終わってるので、なんとも。
なんつーか、ハードSFオタクのみに評価される作家って感じだのう。
やろうとしていること自体は、もっと大衆性があるような気がするのに、なんかもったいない。
でもまあ、もうこの人は読まないでいいか。向いてないや。
中篇の『デュオ』読んだときはいける人だと思ったんだがなあ。

(07/9/27)










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